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豊田元広の旅日記
2006年5月6日 「ネクストで名古屋日帰りの旅」
(ULネクスト・セントレア・桃花台新交通)

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看板の指示に従って名鉄線の切符売り場へ。そこはどうやら万博・空港に併せて新しく作った「西改札口」のようだった。ミューチケット売り場は窓口ではなく自動券売機。その代わり、使い方を説明する駅員さんが立っていた。予定では、私は神宮前を11時42分に出る特急でセントレアへ向かう。自動券売機でそのミューチケットを出すと、窓口で売るミューチケットと比べて若干仕様が異なっていた。その時は気にしなかったが、改札口を入り、ホーム案内の看板を見たとき、私は少しビックリした。

4  豊橋・■中部国際空港方面
For Toyohashi & Central Japan Int'l Airport
※■には空港を表す飛行機マークが入ります

何にビックリしたかって、「中部国際空港」の英語表記のトコ。「Int'l」ってInternationalの略語(Intl.と表記することもあるようです)があるってことに、この時期になってやっと知ったんだよ。鉄道雑誌でこのセントレア行きの列車の話は何度か出ていたはずなのに、まったく気にしていなかった…ちなみにミューチケットの券面にも同じ表記。

↑のような感じですねぇ



さて新名古屋。西尾行きの快急で神宮前へ行きます。
と、金山を出た辺りで東海道線の方に、キハ75系の区快・武豊行きが出現。
しばらく併走してる…ってか、あっちの方がこっちの方を追い越しにかかってきた感じがして。

…武豊速い!武豊速い!武豊速い!西尾を…今、追い越した〜!!
…まさか関西圏だけじゃなくて中京圏でも私鉄<JRの図式が成り立っているとは…(関係ない)
ディープインパクト深い衝撃が走った…orz  名鉄頑張れ。
私は私鉄好きですので…(別に判官びいき、というわけではないんだけど。)


で神宮前。
名鉄屈指の駅撮り撮影地として有名なこの駅。既に岐阜方面ホームには先客がいました。
しばらく編成写真を撮るのに慣れていなかったので、特に2両編成の普通電車とか失敗しがちで…
4両程度ならいつも見慣れているから、大体タイミングも掴みやすいんですけど、
2両編成って意外と捕らえづらいんですよ、私にとっては。

神宮前の岐阜側には踏切があります。
が、複々線をひっきりなしに電車が行き交う上に、隣接する東海道線も踏切としては続いてます。
文字通り「開かずの踏切」となりうる場所です。多分フツーの自動踏切だったら、開いてる時間無いよ。
でもここは、いまどき踏切番がいて、巧みな操作が繰り広げられていました。
例えば列車が近いときでも、歩行者だけ横断を許すように遮断機を上げ下げしたり、
警報機の音も一般的な「カン、カン、カン…」ではなく、
なんと、遮断機が下がる時だけ「プルル、プルル」って2回ほど鳴らして下げる、というもの。
名鉄名古屋の案内放送も、自動放送では追いつかないという理由で、今も駅員さんが巧みに放送してます。
それと同じような光景が、ここ神宮前でも繰り広げられていました。


で、私も含め、今回の「先客」たちの目当ては、ほぼ確実に↓です。


もともとミュースカイは3両編成でデビューしました。
しかし予想以上の好調に、輸送力が追いつかないこともあり、
万博の時期には、スピードが劣る1600系や1000系で代走していたこともあったようです。
今回、4月改正にあわせ、名鉄さんは輸送力増強としてミュースカイを順次4連化することを発表しました。
この4連化は、既存の3両編成に中間車を1両加えるパターンと、
4連の新車を最初から導入するという2パターンがあります。
さらに、このGWは、空港特急も混雑を見込んで、3連単独・4連単独・3連+3連の6連とともに、
今回は3連+4連の7連で運転するという、期間限定の新しい編成が走るわけです。

上の写真をよく見て頂けたら分かるとおり、正面左側の窓に「7」と書かれたカードがあるのがわかります?
これがその7連ミュースカイ。多分今回のゴールデンウィークが最初で最後の運転となるでしょう。



ところで、左の写真がミュースカイをはじめ、新たに導入された一部特別車編成2200系など、
最近導入された新型車両に使われている新しい方式の行先表示です。
右の写真(1200系)の幕式表示とは様子が違うのが分かるでしょ?

これは名鉄が今回新しく導入した、LCD式の行先表示なんですって。
つまり液晶モニターに近い形で行き先表示を使っているそうです。
もともと名鉄は行先も多岐に渡る上、途中駅での種別変更も多いので、幕式だと不利な点が多いそうです。
かといって、今流行のフルカラーLEDを使おうにも、晴天下では視認性に問題も。
カメラで写すとほぼ確実に黒い線が入っちゃう。
その点、この新式なら、バックライトが必要という欠点はあるものの、従来の幕式表示と同じ程度の視認性が得られるということなんだとか。

ちなみに、よく見たら、1000系もこの新しい方式を採用していましたよ。
1000系は昔、確か種別・行先一体型の行先表示を採用していたはずなので、取り替えたんですね。
一部特別車1200系を連結した編成も、1200系は幕なのに、1000系はLCD。
あれを見たときは妙な感じがした…

ついでに、西尾行き特急と聞いて、1600系を期待したのに、来たのは1000系だった…絶望した。
だから今回1600系の編成写真はありません。



さてここ神宮前では乗務員交代が行われます。昔からの名残なんでしょうか。

その際、パノラマカーが来ると、面白い光景を目にできます。

↑これ。


車両横にハシゴみたいな凹みがあって、そこに手足をかけて運転手さんが上り下りして交代します。
この新鮮な光景も、新3300系の投入が続けば、見られなくなってしまうんでしょうか…


一通り撮影を終えて、一部特別車の「特急」で中部国際空港へ向かいます。


オマケ:15年前に一度消えて復活した「準急」。パノラマカーにとっては久々のコンビ。
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